凍てつく街路を道庁へ向かった。 途中方向がわからなくなって軽四輪の牛乳配達のお兄さんに道を尋ねた。未だかなりの距離だという。 言葉を交わすとその土地が身近に感じられ創作意欲が湧いてくる。 目指す道庁の赤煉瓦色は鉛色の空にぴったり映えて歴史の重みを感じさせていた。 恋人に巡り会ったような華やいだ気持ちで筆を運んだ。氷点下なのに温かく感じられた。 水彩・30号