講師:東紘司

加藤 節子

加藤 幸紀

筑前 弘美

中村 秀子

平木 正美

福田 志津子

松岡 河西男

丸井 和子

柳本 節子

山田 昭儀

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講師(東 紘司)
題名:朝の花市


土曜の朝、石畳の両側に並ぶ、お花屋さんは日本でも良く見かける風景だ。楽しそうな親子連れだった、顔の表情は余り描きこまないで
フエルトペンで軽く表現してみた。活き活きとした朝の雰囲気が
表現できただろうか。

順を追って会員さんの作品を紹介したが、不十分な点は
ご容赦願いたい。
決った描き方も無く自由に楽しく描いていただいている。
その中から新しい発見の積み重ねが有ると思う。皆さんの作品を
どうぞごゆっくり鑑賞願えれば幸いです。

題名:サンピエール教会


クルティーユ橋から眺めたサン・ピエール教会(左)はフランス革命の最中に開放の運命を辿ったが教会の建物は残されサン・ピエール教会に変わったと言う。
ステンドグラスが嵌め込まれた29の窓を持つ教会は堂々たる姿で優美に聳えていた。教区に溶け込むように描いてみた。柔らかい緑の
初秋の朝だった。
加藤 節子
 題名:托鉢


動きが有る。
春.・・・
桜の咲く春、真っ盛りの暖かい日だろう。
良く見かける山門の景色だけれどもそこに托鉢僧が描かれると急に
画面が物語を帯びてくる、活き活きとした面白い作品だ。

手前のグリーンと奥の明るい明暗の対比感が良く表現され、
桜のピンクと、緑色の補色が効果的だ。

ユーモラスな画題だと思う。

   題名:雨あがり


キラキラと輝く渓流の流れが上手く表現されている。
遠くに山桜が見える。

雨上がりだろうか?そんな雰囲気がする。
しっとりと落着いた景色だ。

土手の岩肌の描き込みがもう少し欲しかった。
加藤 幸紀
題名:金剛寺周辺


新緑のグリーンの変化が良く表現できているGood、奥に暗い緑があれ
ばワンポイントのアクセントになり全体がもっと締まったと思う。

けれども、柔らかい光を感じる優しい作品だ、手前の陰、橋の下の陰
の中にも表情がある。
絵を大切に描かれている作品だ、自然を良く観察しておられる。
題名:中ノ島公会堂


硬い建物を柔らかい樹木で包みソフトに仕上げている。空に樹木に水面に同系のオーカー色が彩られて統一感の有る雰囲気に
仕上がっている。
右の柳が少し硬いかな、前後感に一工夫欲しかった。

作者の人柄だろう、ゆったりとした雰囲気に仕上がっている。
大切な要素だ。
筑前 弘美
題名:デコポン、肩寄せ合って


右を向いて左を向きデコポンここにあり・・・それぞれに
違った表情がありユーモラスな作品だ。

テーブルのピンクの花柄がデコポンのチョットいかつい感じをソフトに
包んでいる。
見飽きない作品だと思う。

この作品を忘れないで画面に変化を求めると絵がもっと変わりますよ・・
題名:”寺内町”の町並み


富田林市に”寺内町”として大切に保存されている町並みが有る。
中世期から続く町が今に残り明日へ息づいている。
戦国のころには自治都市として栄えたと言う。

平成9年に『重要伝統的建造物郡保存地区』の選定を受けて多くの
来訪者で賑わっている。

寺内町の昼下がりを描いた作品からは、静かな午後の光漂う落着いた雰囲気が感じられる空気の動きを大切にしている作品だ、最近は描く
作品が柔らかくなってきた、これからが楽しみだ・・・
中村 秀子
題名:花のリビエラ


踊っているのだろうか、民族衣装を身に着けた女性の視線の先と左右の体の線が正三角形になっている。
実に安定した構図だ。それでいて人物に動きを感じる。

人物は正面も良いが角度をつけたほうが個性が出て面白いと思う。
題名:雪降る忍野


しんしんと雪の降り積む宵、遠く明かりのついた民家から賑やかな雰囲気が漂う、宿だろうか?想像は膨らむ、絵本の世界のようだ。

ピンクやブルーの大きな雪だま、小さな雪だまはフト思いついて入れたと言う、こんな世界を訪ねてみたい。
作者の温かい愛情が伝わってくる。

これからもこのようなモチーフを自由に描いて欲しい。ユニークな彼女のこれからの視点の先が楽しみだ・・・
平木 正美
題名:長府の町並み


山口県長府市に残る武家屋敷の跡だ、維新の舞台にもなったこの辺りには今も武家屋敷が残っている。
どっしりとした土壁、ひび割れ苔むした土塀は維新の志士達の時代を
彷彿とさせる。

前後感のある作品に仕上がっている、これからも奥行きを心がけて
描いて欲しい。
題名:お土産屋さん


観光地のお店の雰囲気が表現されている。
お菓子屋さんだろうか籠に盛られたお菓子や棚の商品、赤や黄色の
色合が観光地のお菓子屋さんの雰囲気を伝えている。
お店の女性を入れると画面が賑やかになる、遠景で効果的だと思う。

製作に時間をかけた事がよく伝わる。
懸命にひたむきに描く気持ちが大切ですよ、時間をかけた結果は
鑑賞者には良く伝わります。

これからもこの頑張りを大切にしましょう。
福田 志津子
題名:紫陽花


ピンクトと紫の紫陽花・・・清楚で控えめな感じがする。
背景のオーカー系の空気で包み込んだからだろう。
暗いバックよりも花は優しく包み込むほうが上品に仕上がる。

床面への映り込みを大切に描かれてしっかりと安定した作品に
仕上がっている。

題名:滝畑の渓流


河内長野市の滝畑ダムの奥には夏にはキャンプで賑わう渓流が有る。
川沿いには浅瀬が続いて所々にこんな渓流が有るから結構川遊びや釣りを楽しめる。
大きな石に坐って川の流れを描いてみるのも面白いものだ。

渓流の流れが良く表現されている。
中景の緑の重なり、その奥の暗い影、奥行きのある作品だ。
松岡 河西男
題名:阿蘇火口


飛行機の上から見た火口だと言われる。
意外なモチーフだ、これからもこの意外性を大切にして欲しい・・・

モチーフ選びから作者の個性の表現がスタートする。
そのようなことも大切に見守りたいと思う

曲線の組み合わせが面白い、画面にはリズムがある。
題名:焼き物の道


作者は焼き物で飾られたこの道をこのように感じたのだろう。
歌舞伎の舞台のようだ!この感受性が大切だ。

最近水彩を始めて試行錯誤されているお方だ、いつまでも素直に、
ご自分の感覚に忠実であって欲しいと思う。

普段忘れていた”あるがままに”という言葉を思いださせてくれた
作品だった。
丸井 和子
題名:漁師町


海辺を訪ねるとこのような蛸壺や網が干してある風景を良く見る。
作品は彼女の故郷だろうか、かきの殻がくっ付いた壷、や網から
漁港の潮の香りが漂ってくる。
「この景色を描きたいのです!」と、モチーフに選んだ彼女の
思いを感じる。

作品は、水彩色鉛筆を使っている。この画材は結構色んな表現が
出来る、今回は正解だったかな!色んな画材を使っても面白い。

額装して、ご満足の丸井さんだった。
題名:樽


樽・・・鑑賞される方々は色んな思いを持って作品をご覧になるだろう、画面と会話が出来る作品だ。

ルーブル会は自由なのが特徴だからか!講師の指導の枠をはみ出てしまう、良い事だと思う。

自由にのびのびと描いて欲しい・・・
そして自由な発想でモチーフを選んで欲しい。
柳本 節子
題名:赤い屋根の街


遠景の民家が適度な描き込みでgood。
レンガ造りのヨーロッパの町の雰囲気を良く現している。

近景の赤い屋根の色合の変化が素晴らしい。遠景とのトーンの違いが良く表現されている。雰囲気の有る作品だ。
題名:春を待つ山(スイス)


にじみの画面処理に独特の個性を感じる、
にじみ効果で草の重なりや道の濡れた質感、遠景の樹木の変化を
上手く表現している。

作者のこの素晴らしい個性を大切にして欲しい。

山田 昭儀
題名:アンコールワット


柔らかい空に包まれた石造りの寺院に歴史を感じる。
水に映った寺院から画面に変化と厳かな雰囲気が漂う。

「少し斜めかな・・・」と、随分気にしておられたが堂々と建っている。
素晴らしい寺院に仕上がった。

最後まで諦めないでトライすることから新しい発見が有る。

海外旅行を楽しまれる山田さん、次は何処の国の風景を描かれるのか楽しみだ。



作品展の案内状を飾った作品だ。
歴史のあるベニス運河の雰囲気が表現されている。
幾本もの杭に繋がれたカヌーが波に揺られている様子が良く分かる
遠景との明暗の対比が良い。