第10回ルーブル会作品発表会・作品集

平成19年(2007)10月1日(月)〜10月28日(日) 『カフエギャラリー 蓮』にて開催

東 紘司

加藤 幸紀

加藤 節子

筑前 弘美

中村 秀子

平木 正美

福田 志津子

松岡 河西男

水谷 昇

山田 昭儀

柳本 節子

kojiのアトリエに

講師ご挨拶

『第10回ルーブル会 作品発表会・作品集』を高覧頂きありがとうございます。

  
講評として的を得ていないかも
しれませんが、まとめて見ました。

改めてお互いの作品をご覧頂ければ作品をもっと身近に
感じて頂けるでしょう。

開催にあたり多くの方々のご理解を頂きましたことを心からお礼申し上げます。



ルーブル会は河内長野市立
千代田公民館で
毎週・水曜日・午後6時から9時の
時間帯に主に水彩画を描いています。
賑やかな集まりです。
是非お訪ね下さい。


東 紘司
題名:金剛寺

午前7時、寂とした境内に「サクサクサク・・・」リズム感のある音が響く。

一点の人影が近づく、ランナーだった。
数年前に訪れた『タイ国のパタヤ・マラソン』をふと想いだした。
このようなカラリとした空気の中にいろんな国の表情があった。

一緒に走ったタイの子供達、笑顔が底抜けに明るかった。

思い出に浸り気分良く描けた山門だった!
おかげで
リズミカルに仕上がったようだ。

題名:街道

夏の日に街角に坐って描いた作品だ!

路傍に坐って絵を描く・・・無心になれるそんな時間が好きだ。

時には、請われるままに
絵葉書を描く事もある。

写生は勉強になる、
雑草のように生きた私には一番似合った
勉強法かな、

この作品は障子紙にフエルトペンで描き
軽く彩色した。
街道の雰囲気が漂ってくる・・・
加藤 幸紀
題名:金剛寺周辺

淡彩だけれど色彩に深みが有る。
近景を力強いタッチで描いて遠くは全体を一つの塊に見ている、強弱の違いが有って奥行きを感じる。

右手前の桜の葉陰をもう少し描き加えれば締ったかな。

いずれにしても水面の映り込みなど良く観察された作品だ。
題名:公園の花菖蒲

のどかな若草の芽吹く春の空気が漂ってくるようだ。
リズミカルなフエルトペンのタッチが
効果的に決っている

菖蒲の縦の動きに合わせて水面の横の面が画面に穏やかな印象を与えて
いる。

これからも広がりのある画面を心掛けて欲しい。
加藤 節子
題名:

幻想的な雰囲気が漂いハッと
心を惹かれる。

水面のコバルトブルーとそっと開いた可憐な花びらのピンクが印象的な、

深い優しさと激しさを感じる
個性的な作品だ。
題名:造り酒屋

地酒の壷の質感が上手く表現
できている。

横に転がった自転車はお孫さんのかな?
温かい生活感が漂う。

もう少し大きな画面にゆったりと描くと良いだろう。
筑前 弘美
題名:山道

何気ない景色だけれども遠くに旅人の姿がゆらゆらと揺れて見える。

多分お喋りに夢中なのだろう!楽しい雰囲気の作品だ。
題名:記念撮影

ご家族を描かれた。

優しい和やかな表情だ眼が活き活きと何かを語りかけて来るようだ。

「皆さん元気で・・・ね!」

作者の声が聞えてくる。
中村 秀子
題名:たくさん釣れたね

川遊びの帰り道、姉と弟なのだろうか

「こんにちは!」

つい声をかけたくなる二人
・・・魚籠を見つめる
目線に緊張感が有り画面が締まったね。
題名:とんがり屋根のおとぎの国

バイオレットの色彩の統一に異国の
街を感じる。

空気に溶け込んだ建物と
手前の赤い瓦屋根との強弱の
バランスが
上手く取れている。

ダークグリーンとクリムソンレーキの適度な対比感のある作品だ。
平木 正美
題名:酒壷たち

同じ形の酒壷が並ぶ表現には苦労
しただろう、根気良く描いた成果だ。

作者の気力を感じる。色んな学びや自分発見が有ったと思う。
題名:鵜鎮(ウーチン)

旅の感動の記憶を辿って描いておられた、崩れかけた
瓦屋根が上手く表現できている。

詩情豊かな『水都・ウーチン』
が仕上がった。

描く事は感動が先ず第一歩。感動する心を大切にして欲しい。
福田 志津子
題名:花を摘む老婦人

自然な優しい表情の老婦人!このように歳を重ねられたらと思う。

衣装や手、支える袋の陰に水彩画独特の透明感が有る。

心和らぐ素敵な作品だ。
題名:山之辺の道

街道にこのような茶店が有ると
ホッとする。
昼下がりの日差しの下

『山之辺の道』が遠く続いている。奥行きの有る作品だ。
松岡 河西男
題名:寺内町(富田林)

夕刻の『寺内町』にオレンジ色の
夕陽が映えて独特の
”河西男の世界”が広がっている。

全体にオレンジの夕陽で包むと統一感が有って又違った雰囲気に仕上がったと思う。
題名:オンネトー(道東)

緻密に描かれた作品だ。
浅く、深く表情の有る湖
と樹林の変化に対比感が有って
広がりを感じる。

上手くまとめられた。
水谷 昇
題名:くまとりロードレースにて

おじいちゃんのマラソンの応援に
やってきました。

オレンジとピンクの色合が子供にピッタリ!ライトグリーンが程よく
画面を引き締めている。

温かい色彩構成の作品ですね。
題名:南紀(盾ヶ崎)

一度油絵で描いておられた、
今回は水彩で表現された。

良く観察されていたから
力強く仕上がった。

作品を描く背景には幾枚かの下書きを重ねて良く構想を練ることが大切。

根気良く続けて下さい。
山田 昭儀
題名:婦人

優しい雰囲気の女性像だ、昔は
編み物をされる
ご婦人を良く見かけた。

懐かしいホットする雰囲気だ。
淡い色使いだが背景の力強いタッチで生命感が生れている。
題名:近江八幡水郷

のどかな秋の『八幡堀』、

屋形船の連なりが特徴を現している。
旅の想い出を日記風に味わえる作品を
描けば二重の喜びが残る。

愉快なルーブル会の旅行だった。
柳本 節子
題名:バラ

お洒落な薔薇の花だ優しい雰囲気が漂う、背景を淡く薔薇と同系色でまとめ、かわいく仕上げている。

テーブルのブルーとの対比もバランス良く決っている。
題名:石畳のアルベロベツロ

とんがり屋根の家並が続く、
おとぎの国かな?

アルベロベツロの白い石壁をパープルで
上手く納めている。

左手前の石畳の影の表情が描きすぎず良い感じだ。